22 メンブレンフィルター 微生物/微粒子試験用メンブレンフィルター 黒色仕様・緑色仕様・罫線入り仕様・周縁疎水性仕様・滅菌済み仕様・石綿粉塵用/ポリカーボネートタイプ

 

豊富な品揃えで、各種の微生物/微粒子試験に対応できます。


微生物/微粒子試験用メンブレンフィルターには、セルロース混合エステルタイプ、セルロースアセテートタイプとポリカーボネートタイプがあります。
セルロース混合エステルタイプには、着色仕様、罫線入り仕様、周縁疎水性仕様、滅菌済み仕様、石綿粉塵用を揃えています。セルロースアセテートタイプには、滅菌済み仕様が、ポリカーボネートタイプには、白色仕様と黒色仕様があります。微生物/微粒子試験用メンブレンフィルターは、フィルター上に捕集された微生物、微粒子の計数用として、ソフトドリンク、シロップ、ビールなどの各種液に含まれる微生物試験や、液体、気体中の微粒子試験などに使用されます。

特長
微生物に対し不活性なため、コロニーの発育性などに影響を与えません。
培地の浸透性がよく、微生物の培養に適しています。
取り扱いやすく、オートクレーブ滅菌やエチレンオキサイドガス滅菌に耐え、罫線のゆがみなどの変形がありません。

 

微生物/微粒子試験用メンブレンフィルター


黒色仕様
黒色のため、白色粒子や白色コロニーを生じる微生物の検査に使用されています。孔径は0.80μmと0.45μmの2種類。寸法はφ25mmとφ47mmの2種類があります。

緑色仕様
緑色のため、白色コロニーや透明なコロニーを計数するとき、鮮明なコントラストを与えます。また、顕微鏡を用いて行う微粒子の計数の際に、目が疲れにくい特長をもっています。孔径は0.80μmと0.45μm、寸法はφ25mmとφ47mmのそれぞれ2種類があります。

罫線入り仕様
白色、黒色、緑色の各仕様に罫線を入れたもので、微生物培養後のコロニー、組織細胞、微粒子の計数などに使用されています。各色とも寸法は、φ25mmとφ47mmの2種類。罫線の色は、黒色仕様は黒、緑色仕様は緑です。また、白色仕様はカビ、酵母用と一般細菌用との区別をするため、0.80μmより大きい孔径は緑色、0.45μmより小さい孔径は黒色の罫線がそれぞれ入っています。

周縁疎水性仕様
フィルター周縁部が疎水性(はっ水性)を有していますので、ホルダーとの付着がないため取り外しやすく、試験液のにじみ出しがありません。微生物培養用に使用され、微生物の測定時汚染(Microbiological Contamination)が生じにくくなっています。また、液中の気泡を疎水部から除くことができますので、充填機用フィルターにも使用されています。孔径は0.80μmと0.45μm、寸法はφ37mmとφ47mmの2種類があり、それぞれ白色無地仕様と、罫線入り仕様があります。

 

滅菌済み仕様
あらかじめエチレンオキサイドガス滅菌を行った微生物試験のためのフィルターで、罫線入りメンブレンフィルター1枚と吸収パッド1枚を1袋にした仕様と、吸収パッドを含まないメンブレンフィルターのみの仕様があります。一般にカビ、酵母用には0.80μm、一般細菌、大腸菌群用には0.45μmが使用されています。孔径は0.80μmと0.45μmの2種類で、寸法はφ47mmがあります。なお、メンブレンフィルター10枚、吸収パッド10枚を各1袋に包装したエチレンオキサイドガス滅菌済み仕様もあります。

石綿粉塵用
石綿粉塵測定用に特別に製造されたフィルターで、アセトン蒸気-トリアセチン法やフタル酸ジメチル-シュウ酸ジエチル法により、透明化できます。
孔径は0.80μm、白色仕様と計数しやすい罫線入り仕様の2種類で、寸法はφ25mmとφ47mmがあります。

ポリカーボネートタイプ
均一な円筒状の孔を持つポリカーボネートタイプには、白色と黒色仕様があります。白色仕様は、培養法や各種染色法による微生物検査、捕集微粒子の走査型電子顕微鏡観察などに用いられ、寸法はφ13mm、φ25mm、φ47mmの3種類があります。黒色仕様は、白色粒子の検査やアクリジンオレンジ染色法による微生物検査などに用いられ、孔径は0.40μmと0.20μm、寸法はφ25mmとφ47mmのそれぞれ2種類があります。


■微生物試験例 (メンブレンフィルター法)

微生物試験例(メンブレンフィルター法)

1.器具などの滅菌 シャーレ、ピペットなどは乾熱滅菌、ホルダーはオートクレーブ滅菌、煮沸滅菌、メンブレンフィルターはEOG滅菌済みのものはそのまま、未滅菌のものは、オートクレーブ滅菌(121℃、15分)します。フィルターは、一般細菌用としては0.45μmの罫線入り、真菌用としては0.80μmの罫線入りを使用します。
2.培地の調整 シャーレに吸収パッドを入れ、各微生物に適した液体培地1.8mL〜2.2mLを吸収パッドに吸収させます。
3.検液の準備 検液は前もって倍数希釈法などにより、フィルター表面に100個以上捕集されないように調整しておくと、培養後のコロニー計数に好都合です。
4.濾過・洗浄 フィルターの罫線を上にしてホルダーにセットし、検液をホルダーに入れた後、吸引濾過します。その後、ホルダーの内壁やフィルターを約30mLの無菌ペプトン水か、無菌生理食塩水などで1〜2回洗浄濾過します。これは器壁に付着した微生物をフィルター上に落としたり、微生物の発育阻害物質を洗い流すために行います。
5.培養・測定 フィルターの罫線を上にして、シャーレ中の吸収パッド上に乗せ、培養器中で所定温度、所定時間、倒置培養します。通常、一般細菌の場合は35℃〜37℃で24〜48時間、真菌類の場合は28℃で48時間以上培養します。
培養後、メンブレンフィルター上に形成されたコロニーを計数します。大腸菌群、フン便性大腸菌群、フン便性ストレプトコッカスなどにも使用できます。


A045H047A
KF Streptococcus Agarで培養した
フン便性ストレプトコッカス
A080R047A
m-Green Yeast &mold
Brothで培養した酵母
   
A045H047A
m-Endo Brothで培養した
大腸菌群
A045W047A
乳酸菌用培地で培養した
乳酸菌
A045F047A
m-FC Brothで培養した
フン便性大腸菌群

■メンブレンフィルター法で試験される微生物の代表例
微生物\試験条件 使用されるメンブレンフィルター 使用される培地
(代表例)
培養条件
(代表例)
孔径(μm) 表面 滅菌 吸収パッド 品名
総大腸菌群 0.45 白色・罫線 A045F047A m-Endo Broth 35±1℃ 24時間
黒色・罫線 A045M047A
フン便性大腸菌群 白色・罫線 A045F047A m-FC Broth 44.5±0.2℃ 24時間
フン便性ストレプトコッカス A045H047A KF Streptococcus Agar 35±1℃ 48時間
黒色・罫線 A045R047A
緑膿菌 白色・罫線 A045H047A M・PA&Milk Agar 41.5±0.5℃ 72時間
一般細菌 A045F047A m-TGE Broth
Trypticase soy Broth
36±1℃ 24〜48時間
黒色・罫線 A045M047A
カビ・酵母 0.80 白色・罫線 A080F047A m-Green Yeast &
mold Broth
28℃ 48時間以上
黒色・罫線 A080M047A
芽胞形成亜硫酸還元嫌気性菌 0.20 白色・無地 未滅菌 A020A047A 亜硫酸-鉄加寒天培地 35±1℃ 48±3時間嫌気培養

■ポリカーボネートタイプメンブレンフィルターが用いられる微生物試験例
微生物\試験条件 使用されるメンブレンフィルター 使用される染色液
(代表例)

孔径(μm) 表面 品名
カビ・酵母 0.80 白色・無地 K080A047A プロカ染色液 顕微鏡観察
一般細菌 0.40 K040A047A
0.20 K020A047A
全細菌 0.20 黒色・無地 K020N025A アクリジンオレンジ 落射蛍光顕微鏡観察(上水試験方法)
ポリカーボネートタイプメンブレンフィルター上に微生物を捕捉し、微生物を染色液で染色後、顕微鏡観察します。

 


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